今や全てのソフトウェアがインストールされたので、chroot 環境から抜けてコンピュータを再起動しましょう。 chroot 環境を抜ける前に、以下のコマンドを実行して、マウントしてあった仮想ファイルシステムをすべてアンマウントしましょう。
umount /proc umount /dev/pts |
chroot 環境を抜けます。
logout |
さらに、全てのソフトウェアがインストールされたので、最早 /tools ディレクトリは必要ありません。削除しても構いません。これは Tcl や Expect, toolchain テストを実行するために使われた DejaGnu などの暫定的なコピーも削除することになるので、後ほどこれらのプログラムを使う必要があるならば、再びコンパイルして再インストールする必要があります。
また /sources の内容を /usr/src/packages や、似たような所へ移しディレクトリを消してしまっても(あるいは/sources の内容を CD に焼いているなら、単純に削除してしまっても)いいでしょう。
再起動する前に、LFS パーティション自身をアンマウントします。
umount $LFS |
もし複数のパーティションを作ると決めていたら、次のようにして、$LFS をアンマウントする前にその他のパーテションをアンマウントする必要があります。
umount $LFS/usr umount $LFS/home umount $LFS |
それでは次のようなコマンドを実行することでシステムを再起動できます。
/sbin/shutdown -r now |
前に述べたように Grub ブートローダーが設定されているなら、デフォルトのメニューは自動的に LFS 5.0 を起動するように設定されているはずです。
再起動すると、LFS システムは使える状態になり、追加したいソフトウェアを加えられるようになります。